今日は、動物園の身長測定の日。 背の高さを測ります。 ゴリラの先生が測ってくれるようです。 動物たちはみんな順番を待っているのです。
ウサギは耳をピンとのばして 身長を高くみせようとしています。 でも、あら残念。頭を測るので、40cmです。
さてさて、おつぎはだれかしら。 自慢のジャンプばかりしているカンガルーに 測定器を楽にはみだしてしまうキリン。 ワニたちは積み重なって 大きくなろうとしているし コウモリは・・・。 コウモリはどうやって測るのでしょう。 大丈夫ですかね? みんなちゃんと測ることができるのかしら?
この絵本を生み出した作者の「聞かせ屋。けいたろう」さんは、元保育士さんであり、夜の路上で大人に絵本の読み聞かせを始めたご自身を「聞かせ屋」と呼んでいる、読み聞かせのプロです。現在は、保育士さんのための講演会や子どもたちの絵本の読み聞かせライブのため全国を駆け巡っていらっしゃいます。
これまで絵本の読み聞かせを通じて、子ども達の笑い声や驚きのリアクションなど数多くの貴重な経験をしてきたけいたろうさん。今度はご自身でお話を作ろうと思ったそうです。そのとき、園の身長測定の子ども達の反応を思い出して、動物たちの健康診断のお話を思いついたのだそう。実際に動物園の協力をえて測ったという実際の数字は本物なんですって。ユニークな発想のお話をもとに描かれた高畠純さんのユーモラスな動物たちが笑いを誘います。
読み聞かせにピッタリの絵本。 読み聞かせをするときは必ず見返しと裏表紙をみてくだいね。そこには絵本のお話をより楽しむことができる、作家さんからのメッセージがたっぷりつまっています。最後まで残っていた動物はだれなのかな?
子ども達のキラキラ光る瞳が見えてきそうです。
(富田直美 絵本ナビ編集部)
今日は動物園の身長測定。ちょっとでも大きくなりたい動物たち。 ワニはズルするし、コアラは寝ちゃう、カンガルーなんて飛び跳ねちゃう! さて…キリンはどう計る?
聞かせ屋。けいたろう&高畠純が描く、元気一杯の動物たちの絵本。
著者の聞かせ屋。けいたろうさんからのメッセージです。
園では、毎月恒例の身長測定。 時々、いやがって泣く子がいるのだよなぁ…(笑) そんな、わたる君(3才)を見て、思いついたお話です。 「動物は、身長測定をいやがるのかなぁ?」 上野動物園へ取材に出かけ、動物達をメジャーで計らせてもらいました。 ウサギは抱っこしながらで可愛かったけれど、ワニはガラス越しでも怖かったです。 キリンは高すぎて、本当に大変でした。 子ども達の「おおきくなったかな?」が、 もっと楽しくなったらいいなぁ!!
発想が面白いと思いました。動物たちが身長をはかるのですが、やっぱり誰もちょっとでも背が高く見られたいというか、なりたいというか、色々とやってくれます。子供たちと思い切り楽しみながら読めそうな、そんな1冊です。 (ピンクちゃんさん 40代・ママ 女の子13歳、男の子6歳)
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