「学校の池の主は、河童だよ。むかしから、ずうっと」
命の不思議にめざめ、心をふるわせながら 成長していく少女の姿をしなやかに描く。
五年生の新しいクラスになかなかなじめない、ゆいは、 ある日、姉からびっくりすることをきいた。 学校の池の主は河童だということ、そして、 姉に赤ちゃんが生まれるということ―――。
命の不思議にめざめ、よろこびやとまどいに 日々、心をふるわせながら成長してゆく少女の姿を しなやかに描いた物語。
年の離れた姉がめでたく妊娠し、いっしょに健診に行っておなかの中の赤ちゃんを見たり…な体験をするうちに生命の神秘を感じるゆい。本当におかあさんから赤ちゃんが生まれるって当たり前の話ですが、ふしぎな話ですよね。私もゆい同様にその感覚わかるなー。
学校の音楽祭のピアノ伴奏に今までと違い、初めて立候補するゆい。がんばれって応援しながら読みました。
ゆいが素直でいいこでかわいいなと思いました。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子4歳、女の子2歳)
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