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江戸のお店屋さん その弐

江戸のお店屋さん その弐

  • 絵本
作: 藤川 智子
監修: 谷田 有史 小林 克
出版社: ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!

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作品情報

発行日: 2014年12月24日
ISBN: 9784593560950

出版社のおすすめ年齢:5歳〜
275×210mm/40ページ

この作品が含まれるテーマ

みどころ

「いらっしゃいませ 江戸時代へようこそ。」
ここは江戸時代の大通り。
袋物問屋、太物問屋、そば屋に寺子屋、芝居小屋・・・
軒を連ねたたくさんののれんの向こうには、江戸の生活と文化が待っています。
さあ、どこから入ってみましょうか。

まずは、現代でもおなじみのそば屋。江戸時代の品書きは、いったいどんな風でしょう。
「大蒸籠」「しっぽく」「天ぷら」「花まき」「玉子とじ」「あられ」
聞いただけではちょっとイメージがわかないものもありますね。
絵本の中では、それぞれのおそばがずらっと並んでいます。なるほど、「花まき」は、あぶった浅草のりがのっていて、「あられ」は貝柱のかきあげがのっているんですね。う〜ん、どれも美味しそう!
お次は、太物問屋です。「太物(ふともの)」というのは木綿の反物のこと。ここでは、反物や古着を扱っています。
江戸時代、着物は反物を買って仕立ててもらったり、自分で必要な分の布を買って仕立てるのが普通だったそうです。
「青海波(せいがいは)」「こうもりもよう」「かまわぬ」「市松もよう」に「よろけじま」、人気の柄がずらり。どの柄がお好みでしょう?

小間物屋や本屋などを紹介した1巻目と同じく、「その弐」でも、お店の外観、店内、商品まで、丁寧な絵で図鑑のようにくわしく解説され、当時のお店の様子がいきいきと伝わってきます。商品の説明や背景など、知れば知るほど興味津々。
紹介されているのは、袋物問屋、瀬戸物屋、太物屋、そば屋、寺子屋、芝居小屋、木戸番屋、屋台、季節のぼてふり。今回も、ページをめくっているうちに、まるでタイムスリップしてお店を体験しているような気持ちになるのが面白い!
自分が江戸時代に生きていたら、どんな着物でお昼は何を食べて、何をして楽しんでいたかしら、なんて想像してしまいます。

今の生活に受け継がれているもの、今では見られないもの、「お店」と「もの」という観点から、いろいろな発見があります。絵本を楽しみながら、生活だけでなく、産業や流通、経済のさまざまな違いについても、親子で話し合ってみたいですね。

(掛川晶子  絵本ナビ編集部)

江戸のお店屋さん その弐

出版社からの紹介

いらっしゃいませ。江戸時代へようこそ! 袋物問屋、太物屋、そば屋、寺子屋、芝居小屋、木戸番屋など、江戸時代のお店の外観や店内のようす、商品の説明まで、くわしく紹介。大好評の「江戸のお店屋さん」第2弾!

ベストレビュー

見ているだけで面白い

物を入れる巾着やポーチのようなものが売られているお店、日々の生活には欠かせない食器のお店、芝居小屋に寺子屋。
日常生活に必要なもののお店が登場です。
今も昔も変わらない、日用品の数々。
昔から同じような形のものが使われているのだなぁと思うと、先人の知恵は凄いなと感じます。

最後の方でぼてふりの紹介がありましたが、天秤担ぎのお店は魚や野菜のイメージがあったので、季節ごとにいろいろなものを担いで売っている場合もあるのだなぁと面白く感じました。
(hime59153さん 40代・ママ 男の子10歳)

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