無邪気な子どものふりはもうできない。
12歳。大人の途中の子ども。 悲しく切なくやりきれないような痛みだって知っている。
12歳をとおりすぎるすべての人たちへおくる、第42回講談社児童文学新人賞受賞作品。
我が家の娘も小学6年生。
親の自分も、十二歳の時はどんなだったかなと思い出してもみました。
子供だけど、完全たる子供でもない。
大人はまだまだ子供だって言うけれど。
十二歳の心配事は、十二歳にとっては立派な心配事なんですよね。
自分のあの頃を思い出しながら子育てしていきたいなぁと思い知らざれました。
小学校高学年の子供は共感し、大人は思い出すでしょう。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子11歳)
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