エドワードは、大きな街にあるマンションの21階に住んでいます。 動物が大好きなエドワードにはひとつ不満があります。 それは、マンションの入り口に <いぬ ねこ おことわり> と書いてあること。 犬も猫も飼えないなんて! けれど、エドワードがいちばんほしいのは、馬でした。 入り口のサインには、「うま おことわり」とは書いていません。 よし!馬を飼えばいいんだ。
とはいっても、ふつう馬は街に住みたがらないものです。だいたい馬を飼うお金だってありません。 そんなとき、大きな街が大好きで、自分でかせいでいる馬がいると聞いたエドワード。 街を探しまわって、ついに理想の馬スミティに会うことができたのですが・・・?
どうしても馬が飼いたいエドワードが引き起こす騒動の顛末が描かれますが、テンポの良いコミカルな展開と、素敵なエンディングで、読後は何とも幸せな気持ちになります。 『川はながれる』など、多数の児童書を手掛けたアメリカの詩人アン・ランドの愉快な物語を、谷川俊太郎さんの軽快な訳が引き立てます。 そしてお話を彩る絵もまた格別です。鮮やかで大胆な配色に、遊び心たっぷりの構図とデザイン。スウェーデンを代表するグラフィックデザインの巨匠、オーレ・エクセルのイラストは、どのページもそのまま飾りたくなるくらい、おしゃれで粋なんです。 ギフトにもきっと喜ばれる、おすすめの絵本です。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
都会のマンションに住む小さい男の子エドワード。馬が大好きで、自分の家で馬を飼ってみたくてしかたありません。もちろんお父さんもお母さんも反対ですが、エドワードはどうしても夢見てしまいます。そんなとき、消防士のマイクが、スミッティという白くて大きい馬の話をしてくれます。なんとスミッティは都会が大好きで自分でお金も稼ぐというツワモノ。そんな馬ならぴったり!とエドワードはスミッティを探しに町へ出かけますが……。アン・ランドのリズミカルで愉快な語りを、谷川俊太郎さんが馬が駆けるようにさわやかで素敵な日本語にしてくださいました。
絵はスウェーデンのグラフィックデザイナー、オーレ・エクセル。数々のパッケージデザインやロゴ、ブックデザインなどで知られる巨匠です。日本でもオーレ・エクセルのイラストを使った雑貨などが販売されています。この原書はアメリカでも絶版で、貴重なヴィンテージ絵本として知る人ぞ知る幻の絵本でした。このたび谷川俊太郎さんの訳で、日本で新しい本としてお届けできることになりました! ぜひご注目ください。
小さな男の子のお話です。
男の子のマンションは犬や猫を飼うのが
禁止されています。
でも、大丈夫!
犬や猫には興味ありません。
好きなのは馬、馬なんです。
でもマンションで馬飼うの?
どうやって、、、
どっかにいい馬いないかな?
なんかいい方法はないかな?
男の子の気持ちが
よく分かる絵本でした。
想いが伝わるといいですね。 (ジョージ大好きさん 40代・ママ 男の子11歳)
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