夜の部屋、ふとんの中のなかよし兄弟。 ふとんをかぶるとそこは、深海探査艇マリンスノーのコックピット。 そう、今日の冒険は深海の世界! 闇に閉ざされた深海には、見たこともないような姿の奇妙な生物や、深海探査艇を丸のみできるほどの巨大な生物が・・・
海底のロマンが大爆発、ワクワク必至の大冒険! 不気味なもの、かわいいもの、巨大なもの、小さなもの― ページの中央から端っこまで、これでもかと描き込まれたそれらたくさんの深海生物が、男心をつかんで離しません。
とつぜんページいっぱいに顔を出すおそろしい牙のサメや、おおきな口の巨大魚は大迫力! 登場する深海生物の一覧が名前付きで巻末に記載されているので、気になった生物をあとで調べられるよう工夫されているのもうれしいポイント。
また、「チムニー」や「げいこつせいぶつぐんしゅう(鯨骨生物群集)」といった少し専門的な言葉がでてきますが、文中ではそれらについて解説されていません。 読み聞かせてあげるときにはあらかじめ調べておくか、あるいは、それをきっかけにしていっしょに海底のことについて勉強するのも楽しいかもしれませんね。
ただひとつ、この絵本には注意しないとならないこともあって・・・ 兄弟のまねをして寝る前に読んだら、ワクワクのせいで眠れないかも!?
(堀井拓馬 小説家)
潜水艇に乗って、不思議がいっぱいの深海を探検! 真っ暗な深海で待ちうける生き物とは? メンダコやダイオウグソクムシなどの深海生物、大きなクジラの骨や深い海溝を発見! ダイオウイカもあらわれて…!?
山本さんらしい、想像力があふれる楽しいお話でした。この絵本を読んでいると、本当に深海探査艇に乗り込んだ気分になりました。そして、我が家の子どもたちは、知っている深海魚に大興奮。
このお話は、兄弟二人が眠る前のお話なのですが、良い意味で、寝かしつけ向けの絵本ではありませんでした! (さくらっこママさん 30代・ママ 女の子8歳、男の子5歳)
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