お父さんと男の子が満点の星空を見ながら、遠い遠い星のことを語り合います。その星のいなくなった動物たちのこと、起きた戦争や事件のこと、そして、地球と同じように未来を信じている男の子のこと…。 コスモスの花とドングリの実は、永遠に続いていく世界を信じる地球とふたごの星の象徴なのです。
満点の星空を眺めながら、父親と息子が語りあいます。
この星と双子の星があるとして、その星の様子について。
自然界の生き物たち、そして戦争。
「とうとうあいつが爆発し」と原発事故の様子まで。
でもそれが現実。
そこから未来への希望をつなぐラストが、力強いです。
かなり奥が深い展開です。
小学校中学年以上くらいからでないと、理解は難しいかもしれません。
でも、地球環境について体感できるのではないでしょうか。
詩のような内田麟太郎さんのメッセージ、独特の空気感をまとった絵も、
不思議な引力を感じます。 (レイラさん 40代・ママ 男の子22歳、男の子19歳)
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