大人気絵本作家=ロジャー・デュボアザン 「かばのベロニカ」シリーズが復刻!
第1弾は、愛らしいベロニカの魅力たっぷりの1冊です。 ロジャー・デュボアザンの代表的シリーズでありながら、20年近くも手に入らなかった「かばのベロニカ」シリーズが、全3巻で復刊します! 第1弾の本作は、大きな体のベロニカが、自分のことを誰かに気づいてほしい、有名なかばになりたい、と町に繰り出すところから、お話が始まります…。 かばの仲間の中では目立たなかったベロニカですが、町では、ちょっと目立ちすぎ。行くところ、行くところで大騒動を巻き起こします! はたしてベロニカは、どうなってしまうのでしょう? 彼女の願い通りに、“有名なかば”にはなれたのでしょうか?
とってもキュートなかばの物語を、翻訳界の重鎮、神宮輝夫の名訳でお届けします。 読めば誰もが、ベロニカのファンになるに違いありません!!
※本書は、1978年・佑学社刊『かばのベロニカ』を底本に、再編集して復刻するものです。
「有名になりたい」ベロニカ。
仲間達との居心地の良いすみかを出て、冒険の旅に出ます。目立たないかばだったのが、みんなと違う存在になりました。次々に騒動を起こしますが、「もしもし、おじょうさん」と呼ぶおまわりさんや立派なおばあさんに出会います。
立派なおばあさんは、かばのベロニカの気持ちがちゃんとわかっているんです。町で色々な経験をしたベロニカは故郷に帰りたくなります。おまわりさんや町の人達に見送られて、町とさよならしました。
ベロニカは故郷で皆に大事にされ、皆に大冒険の話をして、幸せでした。
ベロニカはきっと子どもたちの代弁者。子どもたちもこのお話の中で冒険をするんですよね。
デュボアザン作『ぼくはワニのクロッカス』に「動物を主人公にした作品は、暖かくユーモアに満ちていて、子どもたちを人生のやわらかい信頼へ導いてくれるようです。」とデュボアザンの作品を書いてありました。本当にそうですね。
ベロニカの気持ちがちゃんとわかっているおばあさんに、少しでも近づける存在に私もなりたいと思いました。 (わさんぼんさん 50代・その他の方 )
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