よちよち歩きのヨッチーは、食いしん坊のあらいぐま。 まぁるい体の太っちょさん! 今日もなかよしのカモのエミリーと、池で泳いだり、食べ物を探したり。 そんなある日、エミリーがたまごを産みました。 たまごを温めていないといけないので、泳ぎにもいけないし、食べ物を探すこともできません。 そんなエミリーのために、ヨッチーががんばります! 毎日エミリーのもとまで食べ物を運び、彼女が泳ぎに行っている間には代わりにたまごを温め、たまごを狙う敵にも勇敢に立ち向かいます。 エミリーの子どもたちは、無事にたまごからかえることができるのでしょうか?
やわらかさや温かさまで伝わってくるような、やさしいタッチで描かれる、ヨッチーとエミリー親子の一年。 移り変わる四季のうち、ヨッチーとエミリー親子の友情がほほ笑ましい季節もあれば、少し悲しい季節もあって… ヨッチーたちのことを、物語が終わったあとももっと見守っていたくなる、そんな愛おしさに溢れた作品です。
一番のみどころはやっぱり、ヨッチーの愛らしさ! 食べ物を探してごみばこの中をのぞきこむ姿や、泳ぎに行くエミリーを見送って手を振る様子など、ヨッチーのそのぷくぷくでまんまるな体をいっぱいに使った仕草が、たまらなくキュートです。 愛嬌満点なヨッチーの日常、どんな人にもおすすめできる可愛らしい一冊です
(堀井拓馬 小説家)
ヨッチーは、くいしんぼうのあらいぐま。仲よしのカモのエミリーが卵をうんだので、毎日たべものをとどけにいっていました。ある朝、泳ぎに行きたいというエミリーのかわりに、ヨッチーが卵をあたためていると、おなかの下でひながかえりました! ヨッチーはひなたちと毎日いっしょにすごしていましたが、エミリーたちは冬が来る前に南へ行ってしまうときいて…? 心があたたかくなる絵本です。
図書館の新刊コーナーで見つけました。
あらいぐまのヨッチーとカモのエミリーの交流が、春夏秋冬と1年を通して描かれています。
エミリーに代わってヨッチーがあたためた卵が無事にかえり、5羽のヒナがすくすくと育っていきます。
ほのぼのとしたお話が、優しいタッチの絵で語られるので、とても穏やかな気持ちになりました。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子12歳、女の子9歳、男の子6歳)
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