「ハシビロコウ」という鳥を知っていますか? 足から頭頂までが110センチメートル以上もある大型の鳥で、じっと立っている姿が特徴的。 ゆーったり動くのですが、なかなか動くところを見られないので「動かない鳥」として知られます。 そんなハシビロコウの絵本が誕生しました!
主人公の名は「はっちゃん」。 「この がんこな おじさんみたいな ハシビロコウが はっちゃんさ!」 最初の見開きで、正面から見たはっちゃんのドアップが描かれます。 大きすぎるくちばし。なんだかじーっとにらんでるみたいな目。 すごい迫力! こんな鳥、見たことありません。
でも実ははっちゃん、アフリカのサバンナでは、みんなにばかにされているって言うんです。 「はっちゃんって なまけものだよなあ〜」って。 キリンやシマウマやゾウたちが言うんですって。 なぜなら、はっちゃんは何時間もじーっとしてるから。 でもある日、はらぺこのライオンがサバンナにやってきて……。 はっちゃんはどうする!?
いくらはっちゃんでも、じっとしていたらライオンに食べられちゃう……と思ったら大間違い。 はっちゃんはとんでもないパワーを秘めている鳥だったんですね。 大きなくちばしは、だてじゃなかった! はっちゃんとはらぺこのライオンにどんなことが起きるのか、豪快な絵をお楽しみに。
最近では日本でもハシビロコウに会える場所が増えてきました。 カバー折り返しにはちょっとしたハシビロコウ情報も掲載されています。 興味をもったお子さんに読んであげてくださいね。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
ハシビロコウのはっちゃんは、いつもじっとしていて動かない。ほかの動物たちはそんなはっちゃんをばかにしてばかり。ある日、おなかをすかせたライオンがやってきて、動物たちに襲いかかろうとしたところへ…。
テレビでハシビロコウの番組を見て、好きになったのか?やけにハシビロコウを気にするようになった4歳息子のために手に取りました。実際のハシビロコウがサバンナの仲間を助けているかどうかは分かりませんが、はっちゃんのキャラクターはとてもよかったです。 (ままmamaママさん 30代・ママ 女の子10歳、女の子6歳、男の子4歳、女の子1歳)
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