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世代を超えて愛され続けている絵本「だるまちゃん」シリーズに、最新作が登場しました! 第8作目となる今度のお友だちは「におうちゃん」。 名前も見た目も強そうな彼は、お寺の和尚さんの孫です。体が大きく力持ちなので、みんなから「におう(仁王)ちゃん」と呼ばれているのです。
さて、お話はだるまちゃんがお寺の前を通りかかるところから始まります。子どもたちが、まつぼっくりをひろって遊んでいます。もっとまつぼっくりを取ろうと松の木をゆすりますが、びくともしません。そこでだるまちゃんも一緒にゆするのですが、落ちてきたのは少しだけ。みんなががっかりしていると、やってきたのは「におうちゃん」。とんとんとんと松の木をたたくと、あっという間にまつぼっくりやらまつばやらがたくさん落ちてきたのです。
子どもたちは言います。 「におうちゃんは やっぱり すごく ちからがあるんだね」 だけど、別の誰かが言います。 「でも だるまちゃんだって ぼくらよりも ちからもちだよ」 そこで、どちらが強いか、ふたりの力くらべが始まりました!
におうちゃんとだるまちゃんの勝負は相撲から始まって、棒押し、けんけん相撲、尻相撲など、さまざまな体を使った遊びの勝負が続きます。面白いのは、最初は力で押されていただるまちゃんも、けんけん相撲やゆび相撲など、種類が増えていくにつれ勝てるようになっていくところ。なかなかいい勝負なのです。とうとう決着の時。いったい何の勝負で、どちらが勝ったのでしょう!?
におうちゃんみたいに、みんなよりちょっと年上で力も強くて、遊んでくれるお兄さん。子どもたちにとっては憧れですよね。今回はだるまちゃんもみんなよりちょっとお兄ちゃんのようです。(見た目も少したくましくなっていますよね)そんな二人の勝負は、見ているだけでも嬉しくて盛り上がってしまいます。 登場する遊びは、すべて道具がいらないものばかり。何にもなくたって、子どもたちには遊びを楽しむ力を持っています。そんな加古さんの思いの原点が、ストレートに伝わってくる一冊になっています。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
だるまちゃんシリーズの8作目です。てんぐちゃんや、かみなりちゃん、とらのこちゃんなど、作品ごとにだるまちゃんのお友だちが登場しますが、今回だるまちゃんと一緒に遊ぶお友だちはお寺の男の子。体が大きく力持ちなので、みんなから、金剛力士の「におう(仁王)ちゃん」と呼ばれています。ある日、だるまちゃんとにおうちゃんはお寺の境内で力比べをすることになりました。腕組み相撲、けんけん相撲、指相撲、尻相撲など、さまざまなお相撲で、ふたりは勝負します。道具がなくても、自分の体さえあれば存分に楽しめる遊びが次々と登場する内容は、日本の伝承遊びを大切にしていらっしゃる加古里子さんならでは。土のうえで裸足で遊ぶ姿、地面に木の枝で星取り表を書く様子、さまざまな年齢の子どもたちが大勢でふたりを応援する様子など、生き生きと遊ぶ子どもたちの姿は、加古さんの今の子どもたちへの思いが込められているように思います。さて、だるまちゃんとにおうちゃんの力比べ、最後に勝つのはどちらでしょうか、お楽しみに!
におうちゃんと力くらべや遊びながらの勝負をどんどんしていくだるまちゃん。
うでぐみずもう、けんけんずもう、てたたきずもう、しりずもう、腕相撲にゆび相撲、すもうってつくだけでも、こんなにたくさん遊びがあるの?っていうくらいたくさんあって、道具がなくても、違う年齢でもたくさんの人が遊べるようにと昔の子たちはこんな遊びをしていたんだな。と伝承遊びに感心しました。
(みっとーさん 30代・ママ 男の子6歳、女の子5歳)
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