お父さんは、約束をやぶって仕事に行っちゃった。僕はひとりで動物園に行った。 するとショーを終えたライオンが、僕を背に乗せてアフリカの家族の元へ…。 家族のために働くお父さんのかっこよさと悲哀を、迫力のタッチで描きます。
動物園で働くおとうさんライオンが、夜中にこっそりアフリカにいる家族の元に帰るのがとても気にいりました。ライオンショーで貰ったご褒美のお肉の塊をアフリカにいる自分の子供5匹と奥さんに食べさせる為に働いているのだと思うと切なくなりました。決して仕事優先ではなくてやむなく仕事をとってしまうことが主人公に理解できてよかったです。接待で夜も遅くなることがあると思うのですが、酔っ払いながらも手土産のお寿司を手に持っている絵に、「ご苦労様!」って思いました。おとうさんのことを理解できる絵本だと思いました。家族の為に一生懸命に働いているおとうさんのことを知るのに貴重な絵本だと思いました。孫にも理解できるようになったら何度でも読んであげたいと思いました。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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