手おけの中で子育てをしたふくろう夫婦の物語
北国の里山でのお話しです。毎年、民家の脇にある古い桜の木のうろで、子育てをするふくろう夫婦がいました。ところが、ある年の冬、大雪が降ってその桜の木が倒れてしまいます。困った夫婦は、民家の軒先に吊された手おけを見つけ、そこを巣にします。時には雪やみぞれが吹き込み、天敵のハクビシンにも狙われるという悪条件の中、それらを乗り越えて、3羽のヒナを巣立ちに導くまでを描きます。
あべ弘士さんの描く表紙のふくろうに惹かれ、手に取りました。
桜の木のウロで子育てをしているふくろう夫婦。ある年、その桜の木が倒れたため、民家の軒下に下げてあった手おけを巣にします。
ふくろうの子育ての様子がとてもリアルで引き込まれました。温かく見守る民家のおじいさんもいい味を出しています。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子15歳、男の子12歳)
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