「児童労働」を知っていますか。 過酷な現実に立ち向かい自由を手に入れた勇敢な少年、イクバルを描いた伝記絵本。
パキスタンの小村に生まれたイクバル・マシーは、わずか4歳のときに、 たった12ドルの借金の肩代わりにじゅうたん工場で働かされることになってしまいます。 そこには、イクバルと同じような境遇の子どもたちがたくさんいて、 毎日12時間もの労働を強いられていたのでした……。 本書は、どんなにひどい扱いを受けても、 夢をあきらめずに現実と戦い、自由を手に入れた勇敢な少年の短い一生と、 彼が世界の子どもたちに与えた影響を紹介する絵本です。
イラストを描いたのは、イタリアの人気作家であり世界的にも高い評価を受けているビンバ・ランドマン。 『ジョットという名の少年 羊がかなえてくれた夢』(小社刊)は、 第6回日本絵本賞翻訳絵本賞し、「よい絵本」にも長年選出されているなどロングセラーとなっています。 本書は、根強いファンが日本でも多いランドマンの最新作です。 (※小4以上で習う漢字にルビ)
以前『イクバルの闘い』という本を読んだことがあったので、イクバルのことは知っていました。
『イクバルの闘い』を読んだときは、児童労働の惨さにショックを受け震えながら読みました。
こちらの絵本は優しい色合いのイラストで描かれているため、もう少しソフトに読めます。
信念を持って貧困や社会と戦ったイクバルの勇敢さを無駄にしてはいけないと思いました。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子14歳、男の子12歳)
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