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『古事記』の上巻におさめられた神話が、富安陽子さんの息のかよった文章で生き生きとよみがえりました。全ページ、山村浩二さんによる挿し絵入りで、迫力のあるイメージが広がります。子どもから大人まで、初めて読む『古事記』の決定版です。

日本人として知っておきたい日本神話、古事記。
上・中・下巻の上巻部分を、あの富安陽子さんがまとめてくださっています。
監修は、古事記研究の第一人者、三浦祐之さんで、
クオリティの高さも申し分なしです。
国生み、天の岩屋、稲羽の白うさぎ、国ゆずり、海幸彦と山幸彦など、
有名なエピソードが、語り口調でわかりやすく綴られています。
しかも、全ページ半分を割いての絵が添えられ、場面が可視化されているので、理解しやすいです。
神々の話とはいえ、とても原始的なエネルギーを感じさせるエピソードです。
まさに古代人の魂に触れることができると思います。
実際に、三種の神器や、各地に残る地名など、伝承の痕跡も実感してほしいですね。
小学生くらいから大人まで、一押しです。 (レイラさん 50代・ママ )
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