ピーター少年は、助けた子ギツネをパックスと名づけ、ずっといっしょに生きてきました。しかし、戦争が近づいて別れなければならないことに。48週連続ニューヨークタイムズのベストセラーに選ばれ、全米で絶賛された作品。ジョン・クラッセンのイラストも見事です。
家族を失いひとり命を助けられたこぎつねのパックス、母親を失い、戦争のために祖父の家に預けられることになったピーター、似た者同士が互いを探し求めての大冒険に息を呑みました。
危険地帯に突き進んでいく二人は、次第にたくましく成長します。
やっと巡り会った二人の、想像できないラストシーンには唖然としましたが、時間とともに納得できてきました。
それにしても、危険の真っ只中のエンディングには、その後を想像するに余韻ありすぎの物語です。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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