せかいかえるかいぎが あるらしい──。こんなうわさが、かえるたちの間に広まりました。うわさはかえるのうたう歌にのってどんどん広がっていき、世界中のかえるたちが「せかいかえるかいぎに行こう」と集まります。 会議が始まると「せかいかえるかいぎってなんですか?」「せかいのかえるかいぎだよ」「せかいをかえるかいぎだよ」とかえるたちはゲーコゲコ。そのうち雨がふってきてかえるたちは踊りはじめ、たまごからおたまじゃくしもかえり、さーて、「せかいかえるかいぎ」は何だったのやら! 作者の近藤薫美子先生は、昆虫をはじめとした森の生き物たちを主人公にした作品を数多く発表している絵本作家です。本作品で近藤先生が描くのは世界中のかえるたち。モリアオガエルやアマガエル、カジカガエルにヒキガエル、トノサマガエル、ツチガエル、ヒキガエル、アフリカウシガエル、ヤドクガエル………たくさんの種類のかえるたちが登場し、おはなしだけでなく図鑑のような楽しみ方もできる絵本です。
表紙に描かれたたくさんのかえるたちのイラストに惹かれ、手に取りました。
かえるたちが「せかいかえるかいぎ」を目指し、数を増やしながら集まってきます。
いろんな話をしながら移動していく様子は、まさに「かえるの合唱」でした。
かえるたちの表情や仕草がかわいくて、いつまで見ていても飽きません。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子18歳、女の子15歳、男の子12歳)
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