泉の水を飲んで若返った彦じいさん。ひょうたんに水を入れて持ちかえり、おばあさんにも飲ませてやった。それを見ていた隣の権じいさんは…。高橋五山が昔話「若返りの水」を紙芝居に仕立てた。
「わかがえりの水」とか「あかんぼばあさん」と同系統のお話です。
欲張りでわがままなおじいさんと、やさしくて親切なおじいさんの対比がおばあさんの登場でやさしい感じにまとまっています。
ほどほどにわかがえりの水を飲んで、若返った老夫婦の姿が微笑ましく見えるのに対して、なんとも赤んぼになってしまった隣のおじいさんの無念さが伝わってきますが、人生をやり直せるという点では、こちらのほうが良かったのかな。
高齢者向け紙芝居と思うのですが、どっちの選択が好まれるでしょうか。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
|