不思議堂古書店の一人娘、ミッチーこと大木未知子は大の本好きの小学生。ミッチーは古書店の店番をつとめる傍ら、小説家志望の冴えない中年男・栗原一郎の原稿の助言役も担い、次第に出版プロデューサーを意識する。
そんな折、古書店の倉庫から幕末裏面史の資料が見つかる。「これをネタにして書けば、絶対面白い小説になる!」……ミッチーの激励に栗原は興奮して、小説『密偵Mの日記』の執筆に挑戦するが……。
その執筆が暗礁に乗り上げた栗原は、やがて方向転換し、中華料理店の主人を取材して『ラーメン一代』という「自分史」を書いたところ、それが思わぬ大ヒット作に。
ミッチーは一方で、幼馴染で中学生の小紋譲治がミステリーの才能を秘めていると気づき、執筆を勧める。さらにミッチーを介して栗原の初恋が生まれ、男女カップルの作家が誕生……。
大ベストセラー作家が、読書界を舞台に、痛快な天才キッズの活躍を生き生きと描く!
「ぼくらの七日間戦争」等の作者、宗田理さんの作品。
タイトル通りに小学生とは思えない天才キッズ・ミッチーの痛快な活躍が楽しめました。
本を読むのは私も好きですが、ミッチーのように作家の才能を開花したり、指導したりは全くできそうもないです。
続きが出るようなら、読みたいですねー。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子5歳、女の子1歳)
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