新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

ごろうのおみせ

ごろうのおみせ

  • 絵本
作: ごろう
絵: 死後くん
出版社: 岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!

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作品情報

発行日: 2018年12月08日
ISBN: 9784265086429

出版社のおすすめ年齢:3・4・5歳〜
A4変・32ページ

この作品が含まれるシリーズ

みどころ

「あるひ ごろうは しょうがっこうを やめた」

そう、やめちゃうのです。ふらーっと。
そして、何をするかと言えばお店を開きます。
ごろうはまだ子ども。何も売るものがないかと思えば……
なんとマジックで落書きをした「〇」が売れちゃった!!

「わあ おもしろい」「いいね」

怒られると思ったのに、大繁盛。
どんなにかいても、どんどん売れちゃう。
もっと、もっと。もっと、もっと。
夢中でかいていると、今度は「△」に。どういうことかというと……!?


ちょっと変わった子、嫌われそうな子を主人公にしていく絵本「こんな子きらいかな?」シリーズの第3弾として登場したのが、「ごろう」。

ごろうの行動は、同じ教室にいるお友だちから見たらきっと「謎」。みんなが最近見ないなあ、学校に来ないなあ、なんて思っている頃、ごろうは何かに無我夢中。まわりの声なんて聞こえないほど没頭しているのです。例えそれを見て大人が大絶賛していたとしても、酔狂な人が大騒ぎしていたとしても、です。そして、またふらりと戻ってきたりするのです。

どうしてかといえば、「やりつくした」から。ごろうがすごいのはそこです。もう何も出てこないくらいにやりつくす。そして、次に思いついたことをまたやって、やりつくす。それを繰り返しているだけなのかもしれません。でも、なかなか出来ることではありません。もし、それがごろうの「普通」だとしたら。誰も彼の「発想」についていけないのは当然なのかもしれませんよね。

この絵本には「こうしてほしい」「こうなってほしい」なんていう表現は一切でてきません。「こんな子がいる」ってこと、そしてその子が「結構おもしろい」ってことをみせてくれます。

誰にも追いつけない「ごろうの世界」。その想像もつかない景色を、絵として見事に描き出してくれているのが「死後くん」。確かにこちらも名前からして普通ではないようですね……!

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

出版社からの紹介

ある日ごろうは学校をやめた。やめてお店をはじめた。〇とか△を描くだけのお店がまさかまさかの大繁盛!こんな子きらいかな?

ベストレビュー

不思議なおはなし

不思議な雰囲気のイラストに惹かれ、手に取りました。
はじめの「あるひ ごろうは しょうがっこうを やめた」という一文に度肝を抜かれ、どんどんと引き込まれました。やめてどうするのかと思ったら、商売を始め、それがまたうまくいってしまうのです。
最後まで読んでも、はてな?な感じではあるのですが、なんだか気になってまた最初から読みたくなりました。

(クッチーナママさん 40代・ママ 女の子19歳、女の子16歳、男の子14歳)

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