医師・作家である鎌田實が、患者に向き合う中で、また、チェルノブイリやイラクなど、待ったなしの命うごめく現場で、生身で感じ得た「生きる意味」を、そのために必須の「呪縛から脱する力」を、十代に向けて熱く真摯に語る。
編集者コメント 人生は、生まれた場所、育った環境、出会った人など、自ら選びようのないことにも影響される。人間は呪縛から逃れられない生き物か? 医師・作家として、現役で命の現場を見つめ続ける鎌田實が、ようやくできたかさぶたも無意識に剥がしてしまうような、ヒリヒリした季節にいる中高生に向けて、いかに、生きづらさを生む呪縛から自分を自由にしていくか、を語った熱いメッセージ。読後森林浴をしたような軽さを感じることだろう。
はじめに「大人はご遠慮ください。十代のおさらいをしたい人なら、大歓迎です」とくぎを刺されて読み始めた本です。
おさらいどころか、十代の頃に読みたかったと思いました。
自分もいろいろなものに縛られて生きてきたのだと思います。
そして、縛る側にも立ってしまっているようにも思いました。
そんな年をとってきて、いまさらですがもっと柔軟に生きていたいと感じました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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