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若き魔術の大家に魔術を教わることになった私。人間の欲深さをみごとに描いた名作を、大正ロマンの薫りただよう日本画で絵本化。
表紙の絵に惹かれて読んでみました。芥川龍之介が作者ですから、本来は絵本用に書かれた話ではないのですが、挿絵が本当に魅力的でした。
淡々とした文調でしたが、現在でも全くギャップがなく、最初は江戸川乱歩か?という感じすらしました。
確かに小学校中学年くらいから読めると思いますが、この魅力が分かるのは中学生以上なような気がします。
私も、本棚から本が勝手に飛び出してきて、また戻るといったような魔術を見てみたいなぁ。 (汐見台3丁目さん 40代・ママ )
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