友だちはなにもかも同じがいい? 違うからこそいい? イギリスのベストセラー作家、スーザン・バーレイの絵で贈る 心あたたまる友情ストーリー。
*
りすのソレルと友だちのセージは、すきな歌からしっぽのもようまで、なんでもおんなじ。 けれど、ある日、ソレルはふたりの全然ちがうところを知ってしまいます。 仲良しのお友だち同士はおんなじでなくては、とソレルはそのことを隠そうとしますが……。
はじめての友達にちょっぴり不安を感じている子の 背中をそっと押してくれる絵本です。
●絵/スーザン・バーレイ(SUSAN VARLEY): イギリス・ブラックプール生まれ。美術学校の卒業制作で手がけた絵本“BADGER’S PARTING GIFTS”(『わすれられないおくりもの』として評論社より出版)が1985年にマザーグース賞を受賞。邦訳作品に『ラブリー オールド ライオン おじいちゃん、わすれないよ』(ジュリア・ジャーマン文/フレーベル館)、「アナグマさん」シリーズ(ハーウィン・オラム文/評論社)、『テディベアにそだてられたおとこのこ』(ジェニー・ウィリス文/ほるぷ出版)など。
●訳/前田まゆみ: 神戸市生まれ。絵本作家・翻訳家。著書に「野の花えほん」シリーズ(あすなろ書房)、『くまのこポーロ』(主婦の友社)、『幸せの鍵が見つかる 世界の美しいことば』(創元社)など。 『翻訳できない世界のことば』(エラ・フランシス・サンダース著/創元社)では翻訳のみならず描き文字も担当。
リスのソウルがセージに出合って、なんでも同じお友達がいるっ
て、なんて幸せで嬉しいことだと知りました。
セージの家にお泊りに行った時に、あまりにも立派な家で、家族
がいっぱいいるし、自分とは違うことを知ります。同じじゃあない
から心配になってしまったので、泊めれない理由を嘘までついて
しまいました。でも、お母さんの計らいで、お茶に誘い、なんでも
同じ大好きなお友達と違うことも一緒に分け合えて、気持ちが
わかりあえました。嘘ついた理由が、セージが私のお家にきたら
もうお友達でいてくれないと思っただなんて・・・・・・・・・
ソウルの家でもセージがお泊りできてよかったです。
でも、僻む気持ちもわかりますが、自分の気持ちを吐き出せて
よかったなあと思いました。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
|