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雪の上に小さな足跡が続いています。その先にいたのは野ウサギ。のんびりひなたぼっこをしているように見えますが、耳だけはピンと立っています。敵を警戒しているのです。そのとき風を切るような音がしました。空からクマタカが襲ってきたのです。逃げ切ることができるでしょうか? 野ウサギの生態を丹念に観察し続けた著者による厳しい自然の生態ドラマを、動物画の第一人者薮内正幸が精緻に描きました。
薮内 正幸さんの絵は写真のように写実的で
キャラクターのようにかわいくはないのですが
天敵から逃げる姿はリアルで
子どもたちもハラハラしながら聞いていました。
草がない冬は
夜間に木の葉などを食べると知り、
野生のたくましさを感じました。
(まことあつさん 30代・ママ 男の子8歳、男の子5歳)
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