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イスラエルに暮らす少女、タル。ある日、彼女の家の近くで、パレスチナ人による自爆テロが起こる。このテロをきっかけに、タルは、「憎しみ」ではなく「希望」を見出すために、パレスチナ人に手紙を送ろうと考えた。ガザの海で、瓶に入ったその手紙を受け取ったのは…。
これが事実だったら、本当に素晴らしいと思わされました。
敵対する国の若者が、瓶に入れた手紙をきっかけに、やり取りを始めるのです。
それも、パソコンを使ってチャットまでするのだから臨場感があります。
実際にあったテロ事件をきっかけに書かれたお話ですが、互いの国の若者がこうであってほしいと、夢と希望が現実感の中に織り込まれています。
わかり合えなければ平和は訪れないでしょう。
そのキーマンは若者たちだと思います。
国境を越えて読まれて欲しいと思いました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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