新井洋行さんのロングヒット絵本シリーズ「あけて・あけてえほん」に新作登場! 本好きにはたまらない『ほんだな』です。
ほら、いろんな本がありますよ。 はじめに呼ばれたのは……「りんごちゃーん」「はーい」。 赤いりんごがにっこり笑う絵本「りんごちゃん」が飛び出してきます。 本を開くと、ころりん。 そう。まるで読者が「りんごちゃん」の絵本を、自分の手で開いているみたい。
次は「くまくーん」「はーい」。飛び出してきた絵本は「くまくま」。 絵本の中でくまくんが、おいしそうなホットケーキを食べていますよ。
本棚から好きな絵本を出して、両手でひらく。 一見何の変哲もないのですが、子どもは大好きです。 実物の本を開けば、その中にもうひとつの絵本が描かれる不思議さを、子どもならではの感性であじわっているようです。
わが家の3歳も「もういっかい!」と繰り返し読みたがり、そのおもしろさをかみしめているようでした。
さあ、「あけて・あけてえほん」シリーズは『れいぞうこ』『おしいれ』『おふろ』『ひきだし』『といれ』『かばん』『はこ』など、楽しい絵本がたくさん。 気になったものから、ぜひ「あけて」みてくださいね!
(大和田佳世 絵本ナビライター)
10年間読み継がれてきた『れいぞうこ』などにつづく、新井洋行さんによる赤ちゃん向けボードブックの新刊です。本棚にある本のなかから読みたい本を呼ぶと……本が「はーい」と出てきて、ページを開いて見せてくれます。掛け合いを楽しむと同時に本のページを開いて、「いないいないばあ!」のようなおどろきも味わえる一冊です!
あけて・あけてえほん。
本棚をキャラクター仕立てにする、その発想に拍手!です。
いつもと同様、呼びかけで進む展開ですが、
本棚の絵本を、まるでキャラクターのように呼ぶところが、
子どもにとって、そういう存在のアイテムであることが実感できます。
そして、それは、本を選ぶ楽しみそのもの。
本の中の本、という面白いシチュエーションでもあります。
分野は様々、それもポイントでしょうか。
お化けの本もありますが、マイルドなので、小さなお子さんでも大丈夫でしょう。
乳児・小さい子向けおはなし会用にセレクト。 (レイラさん 50代・ママ )
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