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保育実践家・斎藤公子が再話した「保育絵本」全4巻の復刊第一弾。願いをかなえるために寝食を忘れて錦のは織りをする母親と、病の母を思う孝行息子の勇気を描いた、中国南部の広西壮族に伝わる物語を絵本化。保育現場での読み聞かせはもちろん、小学校中学年からは自読も。

母親は、家事を放り出しても、無心に錦を織り続けます。体を壊しても錦を織り続けます。
それを良く思わない息子の気持ちも解らないではありません。
末の息子の美談にまとめられたこの物語は、中国の辺境の地ならではの民話なのでしょう。
仙女をお嫁さんにできた末の息子と、身を滅ぼした二人の兄。
美しい物語ではあるけれど、ちょっと考えてしまいました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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