大人絵本の名作『ブローチ』の渡邉良重、小説家・福永信とともに作り上げた新作。
近年ふたたび注目が集まる「びわ湖真珠」に着想をえて描かれた、少女と真珠の物語。 シンプルで優しい絵、くりかえされる「問い」と「答え」の心地よいリズム、時間の尊さをつつみこんだマスターピース。
解説冊子「びわ湖真珠ができるまで」付き
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わたしのゆめにでてきたの なに? 答えは真珠 まぶしかった
わたしのしょうらいのゆめ なに? 答えは真珠をつくる お父さんみたいに
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渡邉良重さんの『ブローチ』を持っていて、そちらがとても素晴らしいので、こちらも読んでみたくなりました。
わたしが見てるのなに?
わたしがかくしたのなに?
ひとみにうつっているのなに?
答えは真珠。
その繰り返しなのですが、読み終えると、自分の大切なものがわかったような不思議な感覚になれる作品です。
(クッチーナママさん 40代・ママ 女の子20歳、女の子17歳、男の子15歳)
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