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「しようがない人間どもだ!」
ゾウのオスカー、キリンのレオポルト、ライオンのアロイスが、北アフリカの湖のほとりで人間たちのニュースに腹を立てています。第二次世界大戦が終わり、世界平和維持のために国際会議を何度開いても、いっこうに成果があがらないのです。
そこで彼らは考えます。人間たちの会議が何の役にも立たないのは、会議のせいではない、人間たちのせいだ。動物たちが会議を開き、平和の道を示すしかない、と。世界中の全ての種類の動物たちを、北アフリカの動物会館に集め、最初で最後の動物会議をひらこうと決心します。スローガンはただひとつ……子どもたちのために!
この絵本が出版されたのは1949年、第二次世界大戦が終わって4年後のこと。子どもたちの未来を祈りつづけたドイツの作家エーリヒ・ケストナーが、数々の作品でコンビを組んできたヴァルター・トリアーと組み、人間たちへの皮肉をユーモアと愛嬌たっぷりに描きだします。
どうして私たち大人は、一番大事なことをすぐに忘れてしまうのでしょう。いつの時代にも通じる普遍的なこのテーマ。子どもも大人も一緒になって考えていかなくてはなりません。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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第二次世界大戦後、世界平和のために国際会議がひらかれますが、すこしも成果があがりません。それを見ておこった動物たちは、北アフリカの動物会館にあつまって、動物会議をひらこうと決心します。スローガンはただひとつ「子どもたちのために……。」子どもたちの未来を祈るケストナーの絵本。
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すごいっっすごいですっっ。
50年以上前に書かれたお話だそうです。
なのにちっとも古くない!!
絵本とすると、すこし長いお話ですが
ところどころクスッと来るエッセンスもあり
ちっとも飽きさせないところもすごいっっ。
また
最後に決めた5つの取り決めが
感動します。
地球上みんなが、こんな考えで動けたら・・。
50年前から、国境を越えて・・
皆が願っていることが、
ここに書かれています。
素敵(#^^#) (やこちんさん 50代・ママ 女の子17歳)
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