北の山は、すっかり夏。 ラビッタちゃん一家に、じいじとばあばから手紙が届きました。ママは、もうすぐ赤ちゃんが生まれます。じいじとばあばが赤ちゃんに会いにきてくれるのです。 ママの側についていてあげるパパの代わりに、ラビッタちゃんと妹のピョコラッタちゃんは、「ぺっかぽっかじま」の空港までじいじとばあばをお迎えにいくことになりました。 空港までは、街におりて馬車で船着き場へ行き、海を渡らないといけません。 ラビッタちゃんとピョコラッタちゃんにとっては大冒険! 二人は無事にじいじばあばと会えるのでしょうか?
いろいろな動物たちが生活する賑やかな街や、目の前に広がる大きな大きな海…。 まぶしい夏の光景に、読者も目を奪われることでしょう。 思い思いに夏を楽しむ動物たちの表情やしぐさ、洋服など、細かく描きこまれた画面は、すみずみまでみどころ満載です。
カヌーで海を渡るシーンは、 ♪ラッタ ラッタ ラビッタ ラッタ ラッタ ラッタ ピョコラッタ ラビッタちゃんたちと一緒に歌いたくなるくらい爽快!
ハプニングも起こりますが、常にラビッタちゃんとピョコラッタちゃんを近くにいる大人たちが見守ってくれているので、安心して冒険を楽しむことができますよ。 そして、最後に待っている最高に幸せな場面! ぜひ実際の絵本で味わってくださいね。 「ラビッタちゃんの絵本」シリーズ3作目。ラビッタちゃんたち家族と一緒に、特別な夏の1日を満喫してください。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
ラッタ ラッタ ラビッタ ラッタ ラッタ ラッタ ピョコラッタ
ラビッタちゃんと妹のピョコラッタちゃんのお母さんのおなかには、赤ちゃんがいます。新しいきょうだいができるんです! そんなとき、遠くにすむじいじとばあばあから手紙をもらいました。 「あかちゃんに会いにいくから、むかえにきておくれ」 でも、お父さんはお母さんのそばをはなれられません。
そんなことから、ラビッタちゃんとピョコラッタちゃんは、空港までじいじとばあばを迎えにいくことになりました。
山を抜けて、海を越えて、町に入り……。 はたして二人は無事に空港にたどりつき、じいじばあばを迎え、そして山のお家まで帰れるのでしょうか。
冬ごもりに向けたお買い物を描いた秋の絵本『ゆきがふるまえに』(2016年)、芽吹きの丘のピクニックを描いた春の絵本『わかくさのおかで』(2019年)につづく、ラビッタちゃん絵本。こんどは夏です!
「ラビッタちゃんの絵本」シリーズ、夏バージョン。
ラビッタちゃん一家に新しい家族が生まれそうですって。
ということで、じいじとばあばのお迎えに、
ラビッタちゃんとピョコラッタちゃんでお迎えに!?
これはなかなかのミッションです。
しかも、馬車とカヌーを乗り継ぎ、空港へ。
いつもながら、そこここのサブストーリーが愉快です。
もちろんハプニングもありますが、周りの大人たちの助けが心強いです。
二人とすっかり大きくなりましたね。
そして、帰宅すると、更に嬉しいことが。
素敵な光景にほっこりです。 (レイラさん 50代・ママ 男の子29歳、男の子27歳)
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