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学校から帰ってきたら、大切に飼っていたインコが冷たくなっていた。悲しみをこらえて河原へ行き、穴を掘ってお墓をつくり インコを埋める。丘に登ってぼんやりしているとカラスが一羽、インコの墓のある方へ降りていく。「だめー!」 駆け降りた時には墓は掘り返されてからっぽ。カラスが死んだインコを食べてしまったのだ。翌日、再びお墓へいくと、 またカラスが来る。石を投げつけていると、偶然にも当たってしまう。動かないカラスの前でぼうぜんとするわたし… 本当に殺してしまったの?身近な命から生と死を深く考える物語。
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主人公のれいちゃんの揺れる心から目が離せませんでした。
悲しみのどん底から 怒りの頂点へ…
れいちゃんのちっちやな胸に収まりきらなくなり
爆発してしまった感情。
一瞬の自分の行動に
大きな後悔・懺悔の気持ちがあふれ出るあたりが
とっても読み応えがあります。
どんな理由があっても
感情にまかせてとってしまった行動が
想像もしない結果をもたらすこともある…という事を
子供たちに感じさせてくれる絵本だと思いました。
また れいちゃんが
ピピッチとの想い出を語るページでは
動物と暮らす事がどれほど魅力的か
よく伝わってきました。
でも 動物を飼ったら
大抵は死を見届けることになる…
そんな覚悟を感じさせてくれるお話でもありました。 (西の魔女さん 30代・ママ 女の子13歳、男の子9歳)
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