……わわ、これは一体どんな絵本? 中を確認する前からときめいてしまうのは表紙の絵。 発色のとても綺麗なピンクのマス目の間で、子どもたちが楽しそうに遊んでいます。
縦開きの絵本を開くと、背景にはうっすら見えるグレーのマス目。 男の子が運んできたのはカラフルな線で描かれた「しかく」。 それをいくつも積み上げていくと……なるほど、出来上がったのは「ジャングルジム」!
今度は女の子がやってきて、一緒に積み上げていくと「すいかジャングルジム」。 3人で「くるま」、4人で「ふね」、5人で「ぞうさん」。
これはすごい。「しかく」を使いながら、あっという間に子どもたちが遊べる立体的なジャングルジムが出来上がり、小道具を使って本格的な遊び場に大変身してしまうのです。アイスクリーム型やキリン型、最後なんて……そんなのあり得ない!? いえいえ、絵本の中では自由自在。どんな形だって実現してしまうのが楽しいのです。
さあ、今度は自分たちの番。どんなジャングルジムをつくろうか。巻末には自分だけのジャングルジムで遊ぶためのパーツまでついています!
ブロック遊びが好きな子も、お絵描きが好きな子も、考えることが好きな子も、ただ遊ぶのが好きな子も。そしてひたすら可愛いものやかっこいいデザインが大好きな大人も。みんなまとめてワクワクさせてくれる三浦太郎さんの最新作です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
★台紙とパーツは、ほるぷ出版のホームページからも無料ダウンロードできます。>>>
四角をつみあげて、いろいろな形のジャングルジムを作っていきます。すいかのジャングルジム、くるま、船、ゾウ…。途中のかたちから何ができるのか想像するのも楽しい。ブロック遊びの感覚で楽しめる、クリエイティビティ(創造性)を刺激する絵本。巻末に自分だけのジャングルジムをつくれるパーツつき
色々な四角を組み合わせてジャングルジムを作ろうという絵本。
一人、二人と人数が増えていき、最後は10人に!
その度に、作るものもだんだんとダイナミックになっていくのが面白い。
切り取って、ジャングルジムを作れるおまけのページも付いているので読み終わったあとに作ってみたらまた楽しめますね。 (tori.madamさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子4歳)
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