幼いほわほわくんは ざわざわもりを冒険(?)しながら おじいさんとふれあったり、様々な発見をします。
「おだいじに」の気持ちを覚え、自分とはまったく違った生き物を知り、自分と同じ仲間も見つけ…。
そうして成長していく中で、とてもとても大切なのは、おとうさん・おかあさんに愛されているという安心感。
この安心感があるからこそ、ほわほわぼうやは ひとりで森に遊びに行けるのでしょう。
いま、3歳の娘は まさに、ほわほわぼうやと同じ。
児童館のお友だちや先生とのふれあい。近所のおばあちゃんたちとのごあいさつ。お店で商品をレジに持っていって「お願いします」って行ってみたり。ひとりで飛び出していく世界を広げていきながらも、まだまだ両親がいちばん大好きで、父親が帰宅すると抱っこをせがみ、母親にしがみついて眠る。
いままさに同じ成長段階にいる彼女だからこそ、今、この絵本から感じとることがあるようで、毎日毎晩、何度も繰り返しこの絵本を読みたがっています。
リズミカルな訳文の素晴らしさは さすがさすが谷川俊太郎さん。
ほわほわのかわいらしい動物たちの絵は子どもの心をとらえます。
静かに進む物語は 本当に大切な大切なものを 子どもに、親に語りかけてくれています。
ぜひ多くの方に知ってほしい名作だと思います。 (soyosoyowindさん 40代・ママ 女の子3歳)
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