もっと!子どもがワクワクする本があったっていいじゃないか! 18世紀、子どもの本といえば、アルファベットや算数を教える本や、子どもが守るべき決まりの本や、キリスト教の本くらいしかありませんでした。 子どもだっておもしろい本を読みたいにちがいない。本が大好きだったジョン・ニューベリー(1713〜1767)は、子どもの興味を考えて工夫をこらし、『小さなかわいいポケットブック』をつくりました。本はおもちゃとセットで発売され、飛ぶように売れたのです。ニューベリーは商売上手なアイデアマンでもありました。 子どもが読んで楽しい子どもの本を世界で初めて出版して大成功したニューベリーの伝記絵本。
タイトルに惹かれ、手に取りました。「子どもの本の父」と呼ばれた、ニューベリーのお話です。
イギリスでまだ子どもの本がほとんどなかった頃。子供は説教くさい詩やイソップの物語を読んでいたそうです。そんな中、ニューベリーは持ち前のアイデアで、子どもが本当に喜ぶ、子供向けの本の出版を始めます。
今、こうして私たちが当たり前のように楽しい本をたくさん楽しめるのは、こうした先人のおかげだと思うと感謝しかありません。「ありがとうニューベリー」と叫びたくなります。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子14歳、男の子12歳)
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