
なかやみわ著『きりかぶ』シリーズ第三弾
年をとってきりかぶになったきりじいちゃん。ある日、自分と同じきりかぶをみつけました。きりじいちゃんはきりばあちゃんに大きな声で話そうとしますが、お互いに耳が遠くなっているので、うまく話すことができません。それを見ていたこりすが伝言役を引き受けます。毎日こりすはふたりの伝言を伝えに行きますが、ある日、伝言を忘れてしまいます。それを見ていたこねずみたちが今度は代わって伝言役を引き受けます。ところが、伝言をしているうちに言葉がへんてこりんになってしまいます。それを見ていたうさぎのきょうだいがふたりに糸電話を作ってあげることにしました。糸電話で直接お話をするとよく聞こえて話も弾みます。昔話をしているうちに、きりかぶになった今がいちばん幸せだとふたりは感じます。
【編集担当からのおすすめ情報】 5月発売既刊『きりかぶのきりじいちゃん』、7月発売既刊『きりばあちゃんのともだち』に続いて、今回発売の『きりじいちゃんときりばあちゃん』のきりかぶ三部作は心を育てる絵本です。

人間もそうですが、生きている限り年はとっていくもの。
そして、若い頃とはまた違った体にもなっていくのですよね。
森の動物たちが優しいですね。
糸電話というアイディアもいいですね。
読み手の子供たちも作ってみたくなることでしょう。
「今が一番幸せ」、いつでもそう思える心持ちでいたいなぁと感じました。
「今が一番幸せ」が何年も何年も・・・続きますように。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子11歳)
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