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ときは明治、蒸気機関車が煙をあげてはしっていた時代です。東海道本線からはずれてしまった小田原―熱海間を、人が押してはしる鉄道がありました。海べの道にしかれたその人車鉄道は、景色もよく、がたごとのんびり、風情があったそうです。その後その道は、軽便鉄道がはしり、東海道本線となり、新幹線がはしる路線へと変わっていきます。130年前から現代まで、海べの道を定点に、見て楽しいパノラマ交通発達史。
人が押して走る鉄道があったなんて!
大人が読んでも、何だかすごく魅力的な絵本でした。
晴れの日は気持ちいいでしょうが、雨や風の日は大変だっただろうなぁ、などと色々なことを想像できる1冊にも思います。
時代で機械や文化も進化しましたが、こういう光景は風情があってまた素敵だろうなぁとも思いました。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子11歳)
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