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北欧ノルウェーのビジュアルデザイン大賞VISUELT金賞受賞 ☆母親の気持ちをていねいに描いた、詩のような絵本。プレゼントにもおすすめです
痛みも喜びも抱きしめて
あなたは今、何を思ってるんだろう。
わたしはいい親になれているのかな。
朝のしたくや送り迎え、遊ぶときや眠るとき。
たいへんなこと、不安になること、嬉しいこと。
思い返す過去と、思いめぐらせる未来。
幼い子をもつ母親の心の揺れ動きを静かに描く、
大人のための絵本。
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絵本というよりも、母親が1日を語るモノローグのような作品です。
その言葉は、繊細で饒舌で、子どもとのやりとりを事細かに語りつつ、職場ではこどもがそばにいない寂しさを連ねています。
子どもと二人だけの生活に、全く父親の存在感はありません。
シングルマザーの語るモノローグに、強い愛情と決意を感じつつ、張りつめたものも感じました。
大人が考えるための絵本も知れません。
(ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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