小学生の翔は、ふとしたことから 高宮さんと、その飼い犬トラウムと出会い、 週に2回の散歩を頼まれるようになる。
おばけの見える友達、仲がいい父と母、 同じマンションに住む芸能人とのやりとりのなかで 少年は、見えること、見えないことに思いをめぐらせる。
「じつは、たのみがあるんだ。もちろん、さっきのパンとは関係ないから、だめなら、だめだといってほしい。週に二回、朝、三十分、トラウムに散歩をさせてほしいんだ。もちろん、お礼はする。」 じつをいうと、ぼくはトラウムみたいな犬がうちにいたらいいと思っていたくらいだった。週に二回なら、いや、一日おきでも、やれると思った。朝なら、毎日だってできる。 「何時からですか?」 (本文より)
ちょっと不思議なストーリーです。
小学校高学年の読書にぴったりかと思います。
斉藤洋さんの作品ということでとても興味惹かれました。
春夏秋冬あるようなので、はじまりは夏ですが、シリーズで読んでみたい本に思いました。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子12歳)
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