「あたしが、ひめさまを幸せにしてみせます!」 むかしむかし、継母にいじめられ、 床が落ち窪んだ部屋で、こきつかわれるお姫さまがいました。 しかし、その姫には、とっても心強い味方がいたのです。
姫とすてきな貴公子の恋、 そして、その恋を応援する侍女の活躍をえがく 1000年前のシンデレラ・ストーリー。
平安時代に成立したとされる「落窪物語」。 薄幸の姫君と貴公子の物語とされる本作を、児童文学作家・花形みつるが姫君の幼なじみで侍女のあこぎを語り手に、現代によみがえらせました。 あの手この手で、姫を今の境遇から救おうとするあこぎの奮闘を、ポップに描きだします。果たして姫君の運命やいかに!
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