おもいやりは めぐりめぐって かえってくる
町に笠を売りに来たおじいさん。ひとつも売れず、とぼとぼ歩く帰り道、雪を積もらせたお地蔵様に大事な笠をあげました。お地蔵様は、お礼にお正月のごちそうを届けます。冬に読みたい、日本むかしばなしの定番です。
町で笠がひとつも売れなかったおじいさん。帰り道、雪を積もらせたお地蔵様に大事な笠をあげました。冬に読みたい、日本昔話の定番!
■□■いもとようこ先生から「あなたへ……」■□■ じいさまはだいじなかさを、おじぞうさまにみんなあげてしまった。それを聞いて、おこりもせず「それはいいことをなすった」というばあさまの言葉……。本当にお手本にしたいですね。
いろいろな絵本や紙芝居で知っている「かさじぞう」ですが、幼児向けにアレンジされて、いもとようこさんの温かい絵で包まれていて、入門的な絵本になっていると思いました。
おじいさんが出かけた市場の風景がとても楽しいですし、お地蔵さんがみんな笠を被ることができたことも納得です。
ただ、六地蔵がやって来る時の歌があっさりしていることが残念でした。
深みのある「かさじぞう」は、やっぱり捨てがたいと思いました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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