大きなからだ、小さなからだ。ひょろっとした人、どっしりとした人。ぷよぷよ、たぷたぷ、ゆれるからだ。どれも、みんな素敵なからだ。
肌の色もいろいろ、髪の毛だってさまざま。目のかたちも鼻のかたちも、ほくろやそばかすだって……どれも、みんなみんな素敵なからだ!
絵本に登場するのは、世界中のあらゆる「からだ」。たくさん、たくさんの「からだ」。どの人もみんな違うけれど、誰もが素敵に見えてくる。それは、どうしてなのでしょう。自分のからだのことも好きになって、こんな風に堂々とできるのかな。
「どんなからだもぜんぶすてき」
本当にそう思えるのは、簡単なことではありませんよね。でもそれは、あなたのからだのせいじゃないのです。変わらなければいけないのは、一人一人のからだを尊重しない社会の方なのです。誰もが自分のからだに自信を持ち、楽しく生きるための合言葉。
「みんなみんな すてきなからだ!」
さあ、あなたのからだはどんなからだ? 自分の言葉で言ってみてね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
わたしのからだ、あなたのからだ、それぞれ ちがう みんなのからだ! 体型、肌の色、髪質、目や鼻の形、体の毛の生えかた、みんな人それぞれ。 自分のからだに自信を持ち、楽しく生きるためのメッセージ。
表紙からして、とてもインパクトのある絵に圧倒されました。
ジェンダー、人種、LGBT、障害、その他の身体特性、様々な身体が描きこまれています。
これらをひとくくりにして、礼讃しているところに、パワフルな著者の意図を痛感しました。
多少違和感を、感じるのは絵のせいだと思うことにしましょう。
それぞれの人格や人間性までは描ききれないのですから。
話してみたら、みんなすてきな人間たちですよね。
みんな認め合えれば、差別や争いは乗り越えられるのにと思いました。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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