今日も一緒にゆっくりお散歩 『クロべぇ』 【NEXTプラチナブック】
クロべぇとぼくはよく散歩をする。ぼくが生まれる前からいるクロべぇ。歩くのがだいぶ遅くなったし、足をあげててもおしっこが出ない時がある。からだは大きいのにとても臆病だし、うんちをしている時の顔はマヌケだ。一緒にいると困ることもいっぱいあるけど、どこか憎めない。それに、クロべぇはとても優しいんだ。
「ぼく」の視点から、いつものクロべぇの散歩の様子をユーモラスに描き出すこの絵本。その表情、クセ、弱点、いいところ。ゆっくりゆっくり歩くクロべぇのことをしっかりと見つめながら、「ぼく」は色々と考え、発見をする。彼の口から語られるクロべぇは、なんて魅力的なのでしょう。二人で一緒にいる時間の豊かさが伝わってきます。
画面に大きく描かれたクロべぇの顔。それをうしろから見守る少年。これといった大きな特徴があるわけでもなく、どこまでも素朴な二人。近所の散歩道からそれる事もなく、特別な事だって何も起きない。けれど、何度くりかえし読んでも、二人のやり取りは飽きることがありません。そしていつの間にか、読者もクロべぇの虜になってしまっているのです。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
クロべぇの散歩がぼくの仕事。クロべぇは、もうおじいちゃんだから、歩くのは遅いし、困ることもいっぱい。だけど、どこかにくめない。それに、いろんな発見があるんだ。老犬クロべぇをみつめるぼくの心情をユーモラスに描く。
クロべぇは歳をとり ゆっくりのペース
ぼくは そんなクロべぇを 優しく散歩に連れていくのです
ぼくの苦労がよくわかるけれど 歳とると なんでもスローペースでです
カエルが飛び出した時の僕の顔とクロべぇのよろけ方が 笑えますが こんなことあるある・・・
公園で一休み みんながあそんでいるのを ぼ〜っとながめてるのも うなづけます
犬も人間も年を重ねるということは こんな風にゆっくりのペースだということですね
優しい僕 クロべぇは安心してるのが愛おしいです
ラストの がんばれ!
きりりとした顔で片足揚げて すごい顔 がんばれ!
応援したくなりますよ 私も クロという名前のイヌを飼っていましたから もう亡くなり 写真を見て思い出しています (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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