自然と人間社会の関わりを描く、戸田幸四郎の創作絵本シリーズ。
舞台は山形県の尾花沢。スイカがたくさんとれる東北の山に突然、1匹の大きな青むしが現れます。 どこから来たのか、なぜこの山にきたのか。誰にもわかりません。 青むしを見た動物たち、そして人間たちは…!?
人間の文明や暮らしがどんなに進歩しても、自然の大きな力までは支配することはできないこと、地球上すべての生きものの命の尊さ、ともに生きていくことの大切さ…。 まるで自然そのもののような存在の青むしが、私たちに大切なことを教えてくれます。
知育的な絵本をたくさん書いている方が作者なんですが、あとがきを読むと「自然との共生と循環」としてそれぞれの生きる役割について「個性」と表現しています
最後にチョウになるところは「はらぺこあおむし」とかさなってしまうところもありますが・・・
文章の中に「しぜんの力をまえにすれば、人間の力などは・・・じしんもしずめられないのです」と印象に残ることばがありました (風の秋桜さん 40代・その他の方 男の子、男の子)
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