
子どもの心の中には、うれしい気持ち、楽しい気持ちばかりでなく、悲しい気持ち、悔しい気持ち、イライラする気持ちなど様ざまな気持ちがある。それをうまく伝わるように表現するのは難しい。この詩集絵本を通して、自分と同じ気持ちに安心したり、友達の気持ちを想像したり、だれかにちゃんと伝える表現を見つけることができる。巻末に「詩をたのしもう(作者に手紙をかこう、詩を書こう)」や先生向けの「読み合いのすすめ」などを収録。

自分の気持ちと向き合う小学生の詩集絵本です。
どうして涙が出てくるんだろう。
悔しさ、後悔…、素朴な子どもの心の吐露に感銘をうけて読み進んでいったら立ち止まってしまいました。
家族の死を、幼い心はどのように受けとめるのだろう。
母親が亡くなってから届いた声のメッセージなどという、衝撃をどうしたらいいのだろう。
親の離婚まで出てきました。
大災害やコロナ禍の中の子どもたちも出てきました。
思えば子どもたちも、年に関係なく大人と一緒の時間を生きているのですね。
子どもの成長を見守るということだけではなく、繊細な心が追い込まれていかないように、大人も考えなければいけないと感じました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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