日本絵本賞大賞受賞!造本装幀コンクール日本書籍出版理事長賞受賞!
「植村直己冒険賞」受賞の極地冒険家、荻田泰永×「世界で最も美しい本コンクール」銀賞受賞の井上奈奈による絵本。 北極をたった一人で歩く”僕”の一日を描く。 頬を叩く風、北極での生き方を知る動物たち、空から降りる暗闇、そして……。 北極を歩く”僕”を追体験できる、命と死を感じる美しい絵本。
たった一人、北極を歩いている。 命を支える道具 食料を積んだソリを引きながら、進んでいく。 氷のきしむ音が遠くでひびく。揺れ動く氷の海。 歩けども、歩けども、足元はながされていく。(本文より)
「環境問題とは数字の問題ではない。命の問題だ。自分の命はもちろん、隣にいる大切な人の命であり、会ったこともない遠い土地の誰かの命であり、時代も異なる動物の命のことだ。ー中略ー北極を冒険することは、生きることだ。そして、死を感じることだ。その死とは、誰かの命であり、いつの日か自分の体も分解されて、空に舞い、風に吹かれて誰かの命にたどり着く。」(巻末エッセイより)
イヌイットに生きる人の生活
雪の中を旅して歩く男の人が北極に生きる動物たちの生き様を会いえてくれています
ホッキョクグマ
ジャコウウシ ライチョウたちと一緒に草の根をはんで生きている
ホッキョクウサギは身を寄せ合って春を待つ(この世界での生き方を知っている)
ホッキョクオオカミ一家がカリブーの一家をねらう
生きものはそれぞれに生きるために 生き方を知り 死ぬまで頑張っているのが・・・・ いとおしく感じられます (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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