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ある日、北風と太陽が力じまんをすることになりました。 旅人のコートをぬがせたほうが勝ちです。
まずは、北風がびゅーびゅーふきまくりました。 ところが旅人は、コートをぬぐどころか、ボタンをしっかりとめてしまいました。 北風は、もうへとへと。
すると今度は太陽が光をふりまきはじめ……。
日本でもさまざまな形で語られてきたイソップ童話の「きたかぜとたいよう」が、 迫力ある紙芝居になりました。
長谷川義史さんの描く北風も太陽も迫力満点です。北風が旅人に向かって、渾身の力で吹きつけていることが良くわかります。これだけ寒い思いをいた後ならば、太陽の暑さで、旅人がパンツまで脱いでしまったことも、良くわかります。知っているお話でも、何だか楽しい紙芝居です。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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