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ドイツ児童文学作家のかくれた名作! ドイツ児童図書賞最終候補作品!
おじいさんのメリーゴーラウンドには、 本物のように色をぬった木ぼりの動物が 6体ついています。 移動遊園地で、子どもたちに人気です。 実はこの動物たちにはひみつがありました。 夜になるとおじいさんにエサをもらい、 そのあと30分だけおしゃべりするのです。 おじいさんはある日、自分も年をとったので、 メリーゴーランドを売ることにしました。 新しく持ち主になったのは、 金もうけのことばかり考えている ポメランツォという男。 動物たちは、エサももらえないし、 かわいがってもらえないので、 さみしくてたまりません。 ある日、女の子が、木の子馬を ぎゅっとだきしめて話しかけると、 子馬がぶるっとふるえて心臓が動き始めました。 ポメランツォは、生きた子馬なんか エサ代がかかるだけだ、と子馬を手放します。 そして、ほかの動物も、一体、また一体と、 子どもに出会い、本物になって…。
心あたたまるドイツの児童文学。 1960年ドイツ児童図書賞最終候補作品。

9歳の息子が読み、
面白かったと11歳の兄に勧め、
二人とも1時間ぐらいで読み切っていました。
以下、9歳の息子の感想です。
エサを食べさせてもらえなかったけど、
あることばを言ってもらうと
動けるようになるのがすごかった。
こどもたちにたくさん遊んでもらったり、
みんないろいろ自由になれて楽しそうでよかった。
(まことあつさん 30代・ママ 男の子11歳、男の子9歳)
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