現代の街の中を颯爽と飛び交う忍者の少年。 この表紙の絵を見るだけでも想像がふくらみます。
「とある めだたぬ ちいさなまちの とりわけ めだたぬ いっけんや」
登場するのは、普通の一軒家。サラリーマンらしきお父さんと、優しそうなお母さん。それに元気な3人の子ども達。本当に普通の家族です。
……でも、この一家、実は忍者の一味! 一度修行の時間となれば、廊下を走り抜け、庭では手裏剣、居間では天井に張り付いて!? 何でもこなすかっこいいお兄ちゃん「つばめ丸」だけれど、実は高いところが苦手。もうすぐ行われる大運動会、さぁどうする?ライバルとの勝負はいかに?程よい緊張感の中、次々と展開される技の数々。びっくりするような場面も飛び出します。
日常に溶け込む忍術の世界、この感覚は子ども達の大好物。ふと見れば、真剣な眼差しで読み入る子どもたちの様子が見られるはず。今も昔も変わらず人気の「忍者ごっこ」。小さい頃、遊んだ記憶があるなぁという大人も是非一緒に読んでみてくださいね。「そういえば、向かいの○○さんの一家も…」なんて続けてみたら、盛りあがるかも?
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
ただいま にんじゃ修行中の 小学生にんじゃ つばめ丸が にんじゃ大運動会で ライバル・がまのしんと対決!!
実は忍者一家!という不思議な家族のお話。
つばめまるは、高いところから飛び降りる術が苦手。でも、毎晩練習に励んでいるというのがすごい!努力家ですね。
そして、運動会。ついに日頃の成果を発揮するとき!勇気を持って頑張る姿がドキドキしました。息子のお気に入りです。 (lunaさん 20代・ママ 男の子6歳)
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