ねこへの愛情を表現した石津ちひろさんのことばが15編。それにフジコ・ヘミングさんが心温まる絵で応えました。早口ことばあり、韻を踏んだ詩がありと、ねこについて存分に楽しんでいただけます。特にタイトルにもなった「ねことワルツを」は、幼き日のフジコさんがお父さんとワルツを踊る喜びと、その後の別れの哀しみを詠んだ詩で、胸に迫るものがあります。
ピアニストのフジコ・ヘミングの違った一面を知りました。
絵が好きで、猫が好きな彼女が描いたのは、自分自身の風景でしょうか。
絵を通して、フジコ・ヘミングを知ることができるような絵本です。
石津ちひろさんが、ピアノでメロディを奏でるようにして、詩を添えています。
フジコさんには、この言葉が音のように響いているでしょうね。
フジコ・ヘミングの曲を聴きながら絵本を開くことにしましょう。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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