たくさんバナナを食べてお腹を気にするゴリラ父さん。ダイエットのためか、準備体操して母さんと子どもに手をふってランニングに出かけるのですが、思わぬ出来事に死に物狂いで運動するハメに……。恐ろしいヒョウが追いかけてくるし、崖から海に落ちたらサメに囲まれるし……もう「ふんがー!」と逃げるしかない! ゴリラ父さんどうなっちゃう?
「ふんがー」「ふんがふんが」「ふんが?」とたった3文字のこの言葉だけで、ダイナミックに展開していくのがおもしろい本。ゴリラ父さんの手に汗握る奮闘ぶりに、子どもたちは目が離せなくなりそう。
作者は『だるまなんだ』『アルパカパカパカやってきて』(絵本館)などの人気作でおなじみのコンビを組むおおなり修司さんと丸山誠司さんのおふたり。ユーモラスで勢いのよい丸山さんの絵のファンには見逃せない1冊です。ママはもちろんですが、ぜひパパに臨場感たっぷりに読んでほしい! お話会の「つかみ」にもいいかもしれません。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
最近、運動不足で太り気味のゴリラのパパ。 準備運動をしてジョギングを始めますが、後ろから恐ろしいヒョウが迫ってきて…。 「ふんが」の3文字のみで語られるゴリラパパの奮闘記。 想像力がわきおこる、そんな絵本の誕生です。 見て下さい、実感できますよ。
2歳娘と読みました。「ふんが」しか出てこないのですが、そのシーンに合わせて「ふんが」の言い方を変えてお話しました。楽しかったのか、娘は読み終わった後もひとりで「ふんがー!ふんが!」と真似して遊んでいました。 (ままmamaママさん 40代・ママ 女の子11歳、女の子7歳、男の子5歳、女の子2歳)
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